少年よタマゴに帰れ

トンボが苦手になった話

2018/06/22
臣人
小学校の頃の話。

幼馴染のMという子がいて、
家から小さいジップロックを持ってきて何かを集めることを趣味としていた。

主にお菓子やビーズなどを小分けにして持ち歩いているようだった。

ある日、音楽室で死んだオニヤンマを見つけた。
小学生故の無知や興味でその死骸を持ち上げた。
ずっしりとしていて、生きているような姿だった。
しばらく二人で観察した後、Mがおもむろに翅を毟りだした。


今の自分なら止めるだろうが、その時は黙ってその作業を見ていた。
どうするのだろうと見守っていると、Mは翅を一枚もじってはお得意のジップロックに入れだした。

頭・胸・腹・翅(4枚)の計7つの袋が出来上がった。


「特別に胸のところをあげる」

何が特別なのかよくわからなかったが、トンボの胸のところを貰った。
他の部位よりも重量感があったが正直翅の方が欲しかった。

その後、Mは採取した翅や頭を周りの子に見せに行ってしまった。

Mが何処か行ってしまったことで、
手持ち無沙汰になった私はせっかくなので貰った胸の部分を取り出してみた。
よく見たくて顔を近づけると…


ウッッッ!!!


臭かった。
トンボの元々の臭いなのか、はたまた腐敗臭だったのかは
わからないが強烈な臭いがした。



それ以来私はトンボが苦手になった。



トンボにはない。
(トンボに罪はない)







サムネに使った画像はGAHAG様からお借りしました。
なんだこの記事は。
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ヴぃがハイ
Author: ヴぃがハイ
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